政治とか、どう思ってますか

なんで政治の話をするときまずいんだろう。リアルの話。

せいぜい「これ以上、消費税上げないでほしいね」と友人と愚痴るのがギリギリ。
自分の国の話なのに、というか自分の生活に直結してるのに、NGな雰囲気が出るのってオカシイよなぁ。
よくよく考えたら本当に奇妙である。

私は右でも左でも、極端な思想を持ってるわけでもない。特定の宗教にも入っていない。
実のところ、二十代の若いころは、政治とか選挙はウザかった。
学校を卒業して、社会人になって、やっと自分で自分の道を大人として歩き始めたのに、義務とやらで縛り付けられるのは本当にウザかったのだ。
選挙よりお酒の味を覚えたかったし、恋愛を楽しみたかったし、なにより仕事で一人前になりたかったから、国のことなんてかまってられなかった。
私が選挙にいかなくても世界は回る。そんな感覚だった。

そんなパッパラパ―な私が変わったのは、東日本大震災のとき。特に原発事故に関連することで、国を信用できなくなった。
選挙自体は、民主党政権の前に行くようになった。

ちゃんと自分の国で起こってることを注視しようと思った。当然?周りも以前よりは意識が違うだろうと思ってた。

うーん、でもいまいち変わらないんだよな。生活は苦しくなってくし、安倍さんが悪の親玉に見えるし、日本の行く先がすごく暗いものに思える。

というか、30代になっても選挙いかない人らってなんなんや。


忖度って流行語になりましたけど、雑に言うと、いまの政治やらは「どいつもこいつも忖度しやがって、この悪代官ども」って感じなんだけど、このもどかしい現実を支えてるのは国民だろうなぁとモヤモヤする。
しっかり国のことを考えて、選挙に行く人もちゃんといるけど、現状は政治と国民が忖度しあってる状態。
国に「うまくやってくださいねぇ…へっへ」と大福と小判を納めてる。本当はこっちが監視する立場なのにさ。

監視を放棄してる時点で、生活苦しくなっても文句言えないし、文句は言わないし、みんな仕方がないと受け入れてる。

そう思うと本当に暗い気持ちになる。

安倍さん見てると、よく映画に出てくる悪役を思い出す。主人公に死闘の末に追い詰められて「お前は正義を気取ってるつもりかもしれないが。俺がやったことは皆が望んだことだ。俺が死んでもこの国は変わらない。繰り返すさ」と嫌な伏線を残して死んでいく悪役。

自民党というより、国民が変わらないと無理だろうと思う。はあ…。